spontaneous broken symmetry

寝坊した。顔を洗って急いで研究室へ。
研究室セミナ。有機導体でDimer Mott絶縁体とCharge Orderの競合するような系を、モンテカルロなどでシミュレーションして相図を書いたというもの。摂動で相図に競合相が現れるのだが、詳しいことはまだよく分からない。そもそもフラストレーションがありうるので、難しそうだ。
ノーベル物理学賞の発表があった*1。「日本人」が3人。ただ、Kobayashi, Maskawaと書いてあるのを見てすぐには誰だか思いつかなかった。小林-益川と書かれれば分かるのだけど。個人的には素粒子に限らずに*2広く意味を持っている南部先生の仕事が選ばれたのが嬉しい。これからマスコミが色んな報道をしていくのだろうけど、説明をするのが難しいだろうなと思う。一般人の感心はLHCよりも高いのだろうから、今度こそは良い説明をしてほしい*3
そういや、こうなるとブルーバックスクオークは売れるのだろうなぁ。
ふと思い立ち、基研あたりは大変な騒ぎなのだろうと思って晩飯を食いながら知人にメールをしてみた。学生もお偉方もそれぞれ別個に騒いでいたようだ。受賞はおめでたいことで素直に嬉しいが、受賞者との良い思い出のようなものが無いので少し寂しくも思う*4
それでもまぁ興奮せずには居られないわけで、黙々とコードに向かう。頑張るぞー。

*1:http://nobelprize.org/nobel_prizes/physics/laureates/2008/

*2:というか正直なところ、物性でも、というべきか。

*3:誰が説明することになるのだろう?

*4:世代が離れているからしょうがないのかもしれないが