院試

院試については別枠にて書くことに。
午前は数学。 1番は線形代数、回転しそうな行列を対角化して、vandermondの行列式について説明を求められる。証明でちょっと引かれたと仮定して予想は9割とする。 2番は複素解析。誘導に従ってコーシーリーマンなどを導出。証明が粗っぽい気がするんだよな。去年、「8割取れたと思っていたけど実は6割だった」という人が多かったらしいので6割としておく。
午後は物理。 1番量子力学角運動量演算子の交換関係に関する問題。必要な知識は位置と運動量の交換関係。交換関係周りの計算に慣れていれば淡々と計算していくだけで、これは10割取れたと思う。 2番統計力学、如何にもなスピン系。分配関数の計算に慣れていて、2スピンの合成が出来れば無問題。極限における物理的な意味はどれくらい点をくれるのか分からないので9割と仮定。 3番古典力学ラグランジュポイントについて。名前は知っていたのだけれど良く知らなかったので一瞬焦る。しかしラグランジアンが書いてあったので楽。しかも計算もドットが付くものが全て落ちるので良い。最後まで無事に計算できた。最終結果を見ても値が正しいのか分からなかったけれど、W.K.などの言う値と一致していたので10割としてしまおう。 選択は5番。熱力学&超伝導。実験についての200字が分からない。適当に書いたけどどうだろう。きちんと考えて最後まで解き進めることはできたけれど、結果が合っているかどうかは分からない。これも厳しく採点されて引かれたことを考え、低めに6割と仮定しよう。
英語はTOEFLが203だったから、100点満点なら66点分。 そうすると、英語数学物理の合計は少し厳し目に見て(ないしはそのつもりで)8割強。採点が甘ければ、9割くらいかな。これから面接の対策をしなければいけないけど、これだけ取れていれば十分だろう…と思う一方で、発表まではきっと安心が出来ない。伊達に浪人はしとらん。
そういえば、ヤマはほとんど当たらなかった。スピンで分配関数でごりごり…というのは一応当たっているけど。
全体としてまとめると、ぐるぐると回っている問題のセットだった。回転行列、角運動量、スピン、ケプラー…。狙っていたら面白いけど、まぁ偶然だろう。