事業仕分けに関するメモ

事業仕分けに関して。とりあえず全部に目を通し切れてないけど、目についたもの。
news
http://mainichi.jp/select/biz/news/20091114k0000m020079000c.html
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091113/stt0911131914010-n1.htm
http://www.asahi.com/politics/update/1113/TKY200911130175.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091111-00000625-san-pol
twitter@shiwake3
http://twitter.com/#search?q=%23shiwake3
wiki
http://mercury.dbcls.jp/w/
2chまとめ
http://kanasoku.blog82.fc2.com/blog-entry-12249.html

以下、メモ。


目的や意味をきちんと議論せずに、削るべきだといってただ削ろうとするだけというのは非常に危ない。「国民の税金を無駄にはしまい」という強い意志を伴って使い道を決断するのは良いけど、国民の目線で億単位の予算の使い方を議論するのもおかしいと思う。国民の目線で出てくるお金はせいぜい万のオーダーなわけで、億や兆と言った額を同じ目線で考えてしまうと、一家の収入の使い方を幼稚園児の目線で決めるようなものだろう。家賃は払えず、大量のお菓子とゲームを抱えて放り出されるような事態になりえると思う。

科学研究に関する予算は、削るべき所はたくさん有ると思う。明らかな無駄遣いは研究室から国際会議レベルまで色々とあるように見える。でも、絶対に削ってはいけない場所はある。特にSpring8やある種のスパコン*1のような全国(全世界)の研究者が用いる共同利用施設や、若手研究者の援助費などは削ってはいけない部分だと思う。現状の制度に問題点があるのは確かで、科研費の重複受け取りの例などは明らかに間違いだろうけど、間違いを指摘したからと言ってそれを再分配せずに単純削減というのは酷い。問題点や無駄を洗い出すような仕分けをするなら徹底的にやれば良いと思うんだけど、無駄ではない所まで削減しないでほしい。

*1:地方の大学で、自前のマシンを十分に揃えられないような環境に居る理論研究者にとっては、生命線とも言える。