13日の金曜日

今週は議論の多い週だった。地道に進んでいるが、この程度のペースかとも思うが、そう思うのは意識は前を向いている証拠であるような気もする。
研究室セミナ。反強誘電体に配置的なrandomnessが入ることでガラスのような振る舞いが出るらしい。スピングラスとの比較で気になることはたくさんあるけど、現状ではまだアルゴリズムの力不足かも。
理論セミナ。Anderson-Hubbard modelにおけるSoft gapの話。大雑把に言うと相互作用と乱れが両方入る時にどうなるか。Hartree-Fockで基底状態を調べ、conventional/unconventionalなsoft gapを再現。多谷的なエネルギーを仮定することで現象論を展開し、conventionalから外れたpower lawではない振る舞いを説明できているとのこと。
Anderson局在は大域的な効果であることを再確認。
ボスと議論。digamma(引数複素数)のC++のライブラリが見当たらなかったが、fortranならあるとのこと。ありがたい。
帰ってニュースを見たら気が滅入った。流石にスパコンや科学研究費の話が出て来て触れない訳にはいかないので下に軽くメモ。疲れている時にこんな記事を見ると軽く絶望しかける。
とりあえず今自分が出来ることを考えよう。