スコットランドヤード

このゲームをするのは実は初めてである。ルールはぐぐればすぐに見つかるでしょう。

ちょっと落ち着いてからスコットランドヤードをやった。3回行われて、1回目と2回目に警官側で参加した。2回目は一部居眠り。3回目の間は完全に寝ていた。3回ともXは捕まってしまったが、3回目はかなり善戦したらしい。警官側の戦略もかなりいいし、詰めるところはきっちり詰めるので、頭のいい人たちとこのゲームをやってXが逃げ切るのはかなり厳しい。Xに有利なようにルールに手を加えたらいいのだが、そのルールのバランスを調べるほど何度もやる機会はなかなかないんだな、流石に。

ぼんがらより引用(http://members.jcom.home.ne.jp/randy1201/)。物理学科の学生でこのゲームをやると推理する所はきちんとして詰めて行くのでかなりシビアになるようだ。2回目は警官側で参加して雰囲気を掴んだ。怪盗X役をやりたくなったので立候補しての3回目。double moveと手の内を隠しての移動を上手く使えたと思う。良いタイミングで選択肢をたっぷりと与えれば逃げる隙ができると思い、心理や確率の逆を付きながら*1精一杯楽しんだ。あの楽しさはどきどきわくわくという表現が正しい。警官側の相談を聞く必要は皆無(むしろこっちの表情から情報を与えてしまう可能性がある)なんだけど、それも逆手に取りつつ細かい演技を何個かしこんでみました。どれだけの意味があったかは分からないけど。24時間逃げ切れば勝ちなのだが、18時間目に姿を現した時に、24時間を待たずして交通手段の都合上マスの数だけ考えると警官に囲まれているのに関わらず逃げ切り確定の絵が見えてしまったので、最も安全な策を取らずにそっちにチャレンジ。N君のTAXIの枚数を一枚勘違いしていたので1手分逃げ切れずに捕まってしまったけれど、かなり盛り上がったと思う。楽しかった。次にやる機会があればまた怪盗Xをやってみたいけど、他に立候補する人がいるかもしれないし、そもそも機会があるか分からない。思うに「頭のいい人達がこのゲームをやったらXが逃げ切るのはかなり厳しい」のは正しいと思うけど、「頭のいい人相手にそれ以上に頭の良い人が怪盗Xをやったら、初期条件がよっぽど酷く無い限りXを捕まえるのはかなり厳しい」というのももしかしたら成り立つのではないかと思った。僕は警官5人の心理を巧みに利用するという所までは出来なかったし、先を読み方もまだまだ甘かったわけだけど。あと2ターン先まで警官側の思考をトレース出来れば多分翻弄できると思うのだけどどうだろう。もしかしたら翻弄出来るのではなく、警官側が最善手を取れば初期条件から詰みが見えてしまうのかもしれないけど。

*1:正確には、心理的には普通は行かない方向に行ったり、確率的に最善と思われる手を敢えて取らなかったりした。