岡山学会2日目

今日はバスでは知り合いに遭遇せず。
午前はさらに領域4。3重ドットの面白さがいまいち分かっていない。実験の発表が多かったけど、いつもよりも面白い発表が多かった。サイドゲートでSOIいじったり、円偏光やパウリブロッケードを用いてスピンを制御したり。近藤効果のショットノイズを測っている人がいて特に気になったけど、結果が良く分からなかった。納得出来そうなきもするが…、でも、もっと詳細に解析しないとどうにも。
午後は領域11。電子系/量子スピン系に行った。なんだかいつもと雰囲気が違うような気がしたのは、質問をたっぷりとするようなひとがいなかった/元気が無かったのが問題?いや、そんな単純ではないような気もする。

  • Berry接続の話は面白いようである種当たり前のようにも思える。結局insulatorの分類とはどう絡むのか。
  • Anomalous Nernst effectなどの話に、compatibleとか書いてあったけど、その構造はcross effectには効いてないように見える。とても素直な線形非平衡の話に見えたけど理解不足だろうか。
  • Gryさんの発表。Kane-Mele+onciteU。SH変換で出てくる補助場がスピン化学ポテンシャルになって、揺らぎを取り込んだ有効作用からMeissner効果が出てくるという話(3日目にばったり会ったのだけど、そこで質問するの忘れた。もったいない)。
  • NRG再考的な話。無限の話を実質有限系にできるのがおいしい所。
  • 1次元Hubbard modelの非平衡輸送と書いてあったけど、strong correlatedなleadsの間の接合系というのが正しいと思う。絶縁破壊せずともtransientに流れるのは面白そう。

ポスター発表。結局2時間喋り通し。自分でも正直どうかと思う所もある発表。数値手法開発なんだけど、手法に偏りすぎている上に、何だか自分の研究という感じがしない。いや、やりきれるのならばそれは意味があるのかもしれないけど、面白くなるまでにはすごく時間がかかるような気がして、それは博士号も持っていないような学生がやるようなものではないような気がする。途中、YさんとMさんとKさんがやって来て、耳の痛い質問/コメントをたっぷりとしていった。ありがたく、そして、ぐぅの音も出ない(苦笑)
夏学IMと飲み会。MTGって難しい…。飲み会の店(1次会)はやけにオシャレな店だった。

  • カルボナーラは非常に難しい。
  • 何故か実写版DBが映されていた。色々と違う。
  • 2次会でEndくんが熱かった。電子ガスの話はそんなに詳しく無いけど、極限の取り方は大事。言うの忘れたけど、極端な例だと、ほぼ絶対零度手前まで行っても古典論が非常に正しい場合だってある。
  • 僕は強相関の人ではないですよ?知っているのは教養レベルのつもり。
  • Akg君と帰り道が途中まで一緒だったので色々とだべった。

帰ったのは2時半。3日目午前中に通常のセッションが入ってないのでまだましか。