イフ島へ観光と、夕食にお呼ばれ

少しは観光もしたいということで、先輩とお出かけ。マルセイユの旧港から船で20分ちょいの所にある島への観光が可能と聴いたので行ってみた。船を待っている際、外人さんに日本語で喋りかけられ、日本人に英語で喋りかけられた。ここは一体どこなんだ。
イフ島へ。イフ島にはイフ城がある。イフ島にはイフ城があり、モンテクリスト伯の舞台になったこととして有名らしい。外観がいかにもそれっぽくて嬉しい。「また城攻めか」と言われそうなくらい、ごく一部の人に何故か城攻めに定評がつきつつあるのだけど、どちらかというと、守りやすさの方が重要であると思ってはいる。イフ城のそもそもの由来は16世紀にマルセイユ地方に攻め込む気運があったらしく、フランス王がそれから守るために作った城とのことなので、主に海上で食い止めることが目的だったのだろうと推測する。イフ城の周りの壁には攻め込もうとする人を銃や弓で撃退するための窓穴のようなものがあったけどその数が少なかったこと、投獄に使われるような場所で城全体の広さも大したことが無くて城自体には守る価値がそれほどなさそうに見えたことなどから、このイフ城はあくまで海上防衛の拠点であって、城自体は攻め込まれるようなことがあったらそれですでにアウトな城なのだと思う。以上、妄想。ちなみに、城の外にトカゲの絵が描かれた石がたくさんあった。いるはずのないトカゲがいたことがあるというエピソードがあるらしい。お土産屋には、日本で木刀が売っているような感じ小さな木製剣が売っていた。剣だけではなく盾も売っていて、ちょっと欲しかったが、絵はがきや記念コインだけ購入。
イフ島から船でフリオール島へ。イフ島と比べてとても広いようなので、昼飯を食べてその周りを少しまわるだけにした。昼飯はシーフードを焼いたり揚げたりしたもの。せっかくだから20ユーロくらいのやつを頼もうと思ったが、すでにfinishedだと言われた。しょうがないので13ユーロのものにした。残念だ。始めにパンとパテとお手拭きのようなものがやってきた。お手拭きのようなものにはレモンの匂いがついていて、パンを食べる際にレモンの匂いがして大変だった。あれは多分、シーフードを食べて汚れた手を拭く為のものだったのだろう。全体的に美味しくて、特にムール貝と魚が美味しかった。タコさんウインナーくらいのサイズの蛸を茹でたものもあって、ちょっと面白かった。
旧港に戻ってきてから、何かデモ行進のようなものが行われていた。よくわからなかったのだけど、アラブ系の人への待遇の差別が原因だったのかな?
帰ってきてからのんびり。暇な時に読もうと思っていた解説記事などをとととんと読み進める。
M先生の家にお呼ばれして夕食をごちそうになった。鉄板焼きとタイ米ライス。アンコウは焼くと美味しい。

  • 飯の前に、チリ地震の話題になった。過去*1にシアトルで同程度の地震が有った際、「地震がないのに大きな津波が来た」らしいので、シアトルよりは遠いからそれなりの高さで済んでくれる…といいな。
  • カントリーミュージック。良くないやつもあるけど、ホンキートンクなやつは良いらしい。実際に良かった。
  • 英語はとっても苦手だけど、それなりに喋れる時もある。言いたいことの柱になるような内容を簡単な表現で良いからびしっと言うことが出来れば、全体の話の間(ま)もコントロールできるような、そんな気がする。奥さんが寿司飯を作るのが難しいという話をしていたけど、特に握りの寿司飯を上手に作るにはかなりのトレーニングが必要なんじゃないかと思う。
  • 息子さんがアジカンを知っていて、何故知っているのかを聴いたら、カートゥーンで見たとのこと。

帰ってから、来週の目標の確認。学会の準備もしないと…。年が明けてから、並列でやってるもう一つの方ばかりやってて、全然並列に研究出来てない。「ポスターだからこれだけやればまぁいいだろう」という悪魔と、「いやいや、そんなんじゃだめだよ!もっと真摯に!」という天使がぶつかっている。まぁ、直前までもがいた上で真摯に発表するしかないですね。

*1:シアトルに街が出来る前