力学及び統計力学ワークショップ2日目(参加初日)
古典および量子ダイナミクス・非平衡統計力学に関するワークショップ*1へ。疲れで寝坊しかけた。行きの途中でH先生と偶然会ったので、1日目の様子を聴いた。会場はかなり寒いようだ。写真を見てやな予感はしていたのだけども…。
- 情報とエントロピーとフィードバック
- POVMって何かに似ていると思ったら、VSOPだった。 全然違う。
- 今まで見ない形の揺動散逸定理。
- 仕事を定義し直すのは、「第二法則」の直感的な理解には良いのかもしれないとは思う。
- メゾ系での揺らぎの定理
- QPCでdetectする強度について少し考え直したい。
- Fの関係式は別に摂動的である必要はない。
- 関係式の本数についてのコメントをUさんとSさんに報告*2。
--実験の話はついこの前セミナーでも聴いた話。どんな質問が出るかと待ち構えていたけど、ショットノイズに話をもってかれてしまっていたように思う。
- 領域4という自己紹介。別に領域11の会議というわけじゃないんだけど(笑)
- でも、領域11の質問しやすい感じはとても大好きです。
- そして、けれど、統計力学というと領域11なのだろう。とても大きな枠組みのはずなのに13個のうちの1個でしかないというのは違和感があるが。
- 昔は全く相手にされなかった話がいまでは相手にされるようになっていることは良い事だろう。例:ノイズ、測定理論
- High Tcの固有ジャンクションの2nd switching
- 10^50倍もずれるのは普通は無い話…?
- 昼ご飯は山猫軒へ。半分以上の人がカレーを頼んでいた。僕はナスカレー。
- ある研究所の1部門の根底から覆しかねない研究。
- 量子ゲーム。量子性を入れる極限では、戦略やプロトコル同士の対戦になると思うけど、それはあまりゲームっぽく無い気がする。駆け引きの要素がほしいなー。適当なタイミングで測定できるとかさ。
- 量子ゼノの定義。つっついたら系の性質が変わるだけだったら、かなり多くのものが量子ゼノになってしまう。 そして、連続測定でなくてもよい。
- 粉体系のジャミング的振る舞い
- ジャミングで特徴敵な振動数のスケーリングがすぐにダメになるのは何故だろう。
- 全く違う系で似たような振る舞いがあるってことは、universality classでも良いのかな。 でも、universality classであるための条件って何だろう。そう見えること?
- 動的不均一というのは良く聴くのだけど、動的均一性とわざわざ名前をつけたくなるようなものってあるのだろうか。
- 自己重力多体系。King model(オフセットを引いたボルツマン)で何故か上手く行く
- Langevin forceを入れて解いたら、それっぽいのが出て来たけど、きちんと解いていないような?
- 確率過程をDoi-Pelitiで書いて、dualを見つける。Boson表現があるかどうかが大事。
- spin系の知られていたdualが示された例も。
- 非マルコフでも似たような事は出来ても良いと思うんだけど、できたとしても、量子効果を扱うような難しさがあるはず。
- arXivの論文にあたってみよう。
- 散乱状態を構成してのV\ne 0のAnderson model。示された例の2Pi倍くらいのUに対してどうなるのかが見てみたいが、多分2次か3次は必要。
- 近藤温度が気になって焦って質問をしてしまった。あと1枚後のスライドまで待てればよかったのだけど。
- 何回も同じ内容について発表をする意味を以前は感じられなかったのだけど、「何度もチェックを受ける」「よりこなれた表現を探す」ために良いのかもしれないと思えて来た。限度はあるだろうが。
- 非平衡パイエルス相の相図の形が分からなくて質問をした。多少は分かった気になったのだけど、やはり分からなくなって来た。
- Banquet
- 無茶振りの挨拶が求められていた。完全アドリブのメリットはあるだろうか。
- インプットとアウトプットを入れ替えての特徴付けがが出来る可能性は? --情報のランクみたいなもの。
- 「若い者が元気がなくて、おじさんばっかが元気がある」というのは毎度のように言われている気がする。出来る事が何であれ、まだ、出来ることに対して不十分なのだと思おう。 若造は常に現状に不満を持つくらいがきっと丁度良い。
- 十分に立場のある人は、質問の仕方によって評価されることがあり得ると思うが、学生風情が自分の質問の重要性まで考える必要は無いのかもしれない?
- とあるスイスの大学のスタッフの揃い方。 言われてみると凄い。
体力温存のためにカプセルホテルに泊まることにした。カプセルがずらっと並んでいて、なんだかマトリックスを連想した。
*1:http://spin.phys.s.u-tokyo.ac.jp/conference/noneq2010/
*2:ちょっと今更ながらな気もするが、言うタイミングがなかったのだろう。