Giamarchiゼミ第09回

Giamarchiゼミ第09回。担当は自分。
スピン系で磁場がかかった場合。モット転移の場合と同様で、磁場をかけることが化学ポテンシャルをずらすことに対応。
n.n.n.との結合があるためにフラストレーションがある場合。これはcos項の結合定数が小さくなるという形で効く。もしもn.n.n.との結合J2が強すぎる場合にはcosはrelevantになる。
スピンパイエルス転移。フォノンがどのように効いてくるか。断熱的にフォノンを扱う場合には強い極限でも弱い極限でもギャップが空く。非断熱的に扱う場合、つまりフォノンを量子的に扱うために遅延効果がきく場合には話が変わる。繰り込んで考えてみると、フラストレーションの場合と同じになり、結合が弱い場合にはギャップが空くまでにはいたらない。
実験との対応。よく見た名前が出てきました。
ラダーや高次元の場合の扱いなど。ラダー間の結合が強い極限と弱い極限で扱いが変わる。高次元…というか無限のラダー、つまり二次元の場合には平均場で。