古典および量子ダイナミクス・非平衡統計力学に関するワークショップ

病み上がりだが、リポビタンDの力を借りて、古典および量子ダイナミクス非平衡統計力学に関するワークショップ*1に行ってきた。学士会館って本郷にあるやつだっけと思って前日に調べたら神田の方にもあるようだ*2。乗り換えが面倒くさいので、秋葉原からのんびり歩いたら30分かかった。お茶の水への坂をのぼった所で、病み上がりなんだから乗り換えをけちるんじゃなかったと激しく後悔。のど飴なかったらやばかった。
会場には知っている人がたくさんいた。学生や先生など。

  • N君がやってきていたので話をした。スピングラスの勉強をしてから話を聴きたいな。
  • 休み時間に見覚えの有る人と原田さんの話について話をしたのだけど、名前を聴きそびれた。どこの人だったんだろう。
  • 赤川君から修論のpdfを貰った。読んでみよう。
  • 森君が発表するらしい。この時期にこういうワークショップが開催されるだけでもラッキーなのに、発表もできるなんて。

午前中の講演。

  • ぶつからないという制限のもとでの多粒子の1次元ブラウン運動に2次元的なクーロン相互作用のような力がかかって、その場合に特殊関数で解けるという話。最後の方で話していたから良いのだけど、何が非平衡なのかが良く分からずに最初の3/4くらいフラストレーションが溜まってしまった。
  • 原田さんによるHarada-Sasaの拡張の話。えっと…逆問題は?学会を楽しみにしよう。
  • 田崎さんによる拡張クラウジウスの話。2つ前の学会では入れかわり立ちかわりの発表で、しかもなんだか「劇場」っぽくて何だか嫌だったのもあり、ちょっと不満が残っていたのだけど、まとまった時間をかけた説明を聴けて嬉しい。

昼はshu-tさん、T内さん、Tjさんと食べた。色んな所で春からのポストが確定しているようだ。
午後の講演

  • 齊藤さんの熱輸送に関する話。前半がFourier則についてで、後半が揺らぎと大偏差的な取り扱い及びキュムラントの輸送係数の関係式について。Ohmの法則についての似たようなずれはどれくらいあるだろう。量子ブラウン運動の相関と関係した質問が出たけど、ちょっと分からない。初期状態依存性が無限に続く……の?
  • 羽田野先生のメゾ系の電気伝導における共鳴状態の話。共鳴状態が確率解釈で理解できるのは嬉しい。
  • 早川先生の話はどのレベルで理解すれば良いのか悩んだ。割と一般的な話のはず。何だか講演時間が短かった気がする。あっという間に40分過ぎたような。ジャミングが気になるので次回の学会に期待。気になるプログラムがぶつからなければいいけれど…。
  • 佐々先生の話は面白かった。非線形記憶を持つモデルを終状態で分離すると、転移点があることが分かる、その転移点の周りでのダイナミクスを調べるために単純な摂動を頑張れれば楽だけど、それは無理なのでSingular perturbationを頑張る、と。
  • 杉野先生の話は、基本的には去年聴いたHさんの修論発表の流れのようだけど、途中からsurface hoppingとか出てきて頭がこんがらがってきた。ずっとスライド見ていて目も疲れたし、頭がくらくらとしてきた。
  • 赤川君のXFTの話は想像はついていたのだけど、思っていた以上に質問の時間に盛り上がった。熱、と書いてあるからなぁ。

お開きになってから、凄い面子に混じって飲んできた。一応、年齢が僕の2倍以上の人はいなかった…のかな?疲れていたので帰ってしまうかどうか迷ったのだけど、突撃して良かったと思う。
帰り道、途中で電車が止まっていて足止めをくらった。疲れていて今にも倒れそうなのに。