2008年
1年を振り返って。
まず、お世話になった方々に感謝を。
雑感。
- 去年がcrossoverの開始だとしたら、今年は不純物効果及び対数発散。明らかに成長したと胸を張ることは出来るけど、二度と繰り返したくはない。体調が崩れて使えなかった日が人生の中で一番多い年だった。
- 初めてのことがとても多かった。
- 新しいゲームを楽しんだ感覚があまりない。これだけやってないのは20年弱ぶりくらいではないか。
- 立てていた目標は「論文を書く」「研究に使える『道具』を増やす」だった。論文はとっくにかなりの部分を書いてあるので、目標的には悪く無いのかもしれないが、諸処の事情で色々ストップしている。「イントロが大変」ということを先輩に言われていたけど、その意味はきちんと感じ取ることは出来たと思う。後者の『道具』に関しては、目の前に用意することは出来たけどきちんと使える所まで達してないという所。去年使っていた道具に関する習熟度は上がったと思う。来年の目標は、「基礎を研究のレベルで鍛え直しつつ視野を広げる」という所にしておこう。具体的な所としては「量子ホール効果かTLLのどちらかに馴染む」とか。気になるけどペンディングしているものは多いので、ひきずりおろして向かい合っていこう。
一ヶ月ごとに簡単に。
1,2月
- 単位のために受ける最後の講義。
- 自主ゼミを複数。AndersonとHewsonとShankar。
- 初めての学会概要集提出。Illustrator様々。
- 初めてのMonte Carlo。
- 2月に二回体調を崩した。
3,4月
- 論文を読むスピードが明らかに増加。特に実験の論文をチェックするように。
- 初めての学会とポスター発表。どのように見せるかが大事。
- 桑田引退。
- 先輩が卒業して研究室の人数が減った。
- LifeHuck的なもの開始。ちょっとしたことの効率に少し気をかけるように。
- 学振の書類書き。こういう書類を書くのは初めて。
5,6月
7,8月
- 歯の根治。親不知のが楽だった。
- 初めてのボーリング。奥が深そうだ。
- 初めてのシェルスクリプト。
- 数値計算のレベルが地味に上がった。
- 物性若手夏の学校。余裕を持って楽しめた。今年も色んな人と出会えた。
- 夏期セミナ。グラフェンが少し分かった。
- オリンピックがあったような。
9,10月
- LHC稼働。止まってしまったけど。再稼働はいつだろう。
- 初めての学会口頭発表。余裕を持って色んなセッションを聴いて回ることが出来たと思う。
- バグとの闘い。言語的なもの、アルゴリズム的なもの、それ以前の物理的なもの。
- 祝ノーベル物理学賞。
- 他の研究室での初めてのセミナー発表*1。
- タグ付け開始。
- 初めてのRuby。
11,12月
- 高温超伝導の現状に対する理解のレベルが上がった。
- 先輩との印象的な議論が多かったと思う。やっぱ物理は楽しい。
- 一人鍋にはまる。
- 問題の分解と問題点の特定の日々。
- 初めての英語でのセミナー発表。英語は練習しないとだめだ。
- 田崎さんの統計力学と集中講義。
- ドラクエ9の発売日決定。
- 修論書き。Illustratorやtex関係の経験値がちょっとずつ溜まっていく。
「11月に色んなことが畳み掛けるようにやって来て大きな刺激を受けたという点と、12月に面白い集中講義があったという点では去年と同じ。来年も一緒なら嬉しいけど、どうでしょうか」と去年書いたけど、今年もそんな感じだった。来年もそうだったら嬉しい。