introduction to the completion

研究室へ。Time Machineでバックアップは安心と思っていたら、エラーが出ていた。Time Capsuleの名前が長過ぎるとマウントに失敗してエラーになるらしい。
Hさんと雑談。修論の話からBerry/geometrical phaseの話に飛んだ。理論部門の発表会までにきちんともう段階の上の理解に到達しないと、とある先生の攻撃に耐えきれないかもしれない。理論的な部分と、身近な系での実験を調べておいた方が良いと思い、とりあえずBerry phaseの実験について調べてみたら、すんなりと見つけることが出来た。検索ワードって大事。予想していた感じのセットアップの実験があった。とりあえずnatureとPRLを中心に何本か印刷。
昨日は古典の確認をしていたので、今日はひたすら量子の確認。量子の場合には測定の仕方が非常に大事。量子マスター方程式ってあまり馴染みが無いのだけども、引かれていた文献が論文じゃなくて普通の本だったからすぐには当たれなかった。
色んな論文を読む中で、単に手法というだけでは無くて、formalism/solver/mappingなどをきちんと区別しないといけないと思った*1。Green関数とか場の理論というだけならformalismで、数値的にFLEXや摂動論で手計算とか言い出したらsolver。松原GreenやKeldyshは形式。モンテカルロの乱数を使う部分はsolverだけど、補助場モンテカルロという場合にはSH変換のmapping部分が重要。経路積分表示にしただけだとformalismだけど、手計算で経路積分を出来る場合やsaddle pointの計算をする場合にはsolverか。動的平均場は平均場というから解けてしまいそうな気がするけどmappingの方が大事な気がする。そもそも平均場というのは近似の入った問題へのmappingだ。
個人的には、イントロがこのまま提出することになっても問題は無いレベルになった*2。適度にsubsubsectionを入れて、段落の構成をちょっと変えたら読みやすくなったと思う。本文で少しペンディングしている部分があるので、帰省前までに提出することになっても問題は無いレベルまで書き上げよう。ついでに、イントロをもっときちんとしたものにするために関連論文を調べ尽くす勢いで論文をプリントアウト。再び厚さが膨れあがった。両面で一枚二頁にしてるのにこの分量…。でもまぁ、今ちょっと調子が良いのでこの調子なら問題無い気もする。

*1:色んなことをごっちゃにして、本当は同じなのに違うといって問題提起をしたり、formalismを誤解してイントロに書いてある論文を散見。

*2:さぁ、どれくらい赤が入るでしょうか。