現象論のすすめ

今日はボスの講義を聴きに本郷へ。毎週一回本郷に行くというこの習慣が最近の良い生活リズムを保てている理由の一つだと思う。今日はFermi Liquidの話。前回は現象論っぽかったので、今回は場の理論的に。Green関数の定義とdiagramのお絵描きをして、フェルミ面近傍の自己エネルギーをomegaで展開した所まで。結局計算は自分で追わないとダメなのでM1の皆さんはきちんと追いましょう。
「日本人は現象論に比較的弱いし、余りやろうとしない(軽視しているから?)。場の理論が好きな人は多い」というように話を聞いて、ふむ、そうかもしれないかと思ったが、一方で「最近の学生は場の理論離れが進んでいる。AGDとか読まないらしい」という説教じみた話を聴いたりもする。現象論をやらずに場の理論というかミクロな話からも離れたら一体何をするんだろうか。
昼ご飯をボスとM先生とSさんと食べた。焼き魚定食。工学部は中間審査があるらしい。「素材となる図(結果)が揃ったら、論文はとにかく書き始めないと始まらないのでとりあえず手をつける」「アブストラクトなどの締め切りがあるものは早め早めに」
修論審査の副査候補を考えた。2人はほぼ確定だと思うのだけど、合計で4人書く必要があるのでとりあえず3人ほど考えてみた。あとはボスと相談して決めよう。タイトルはまぁ少しぼやかし気味に。年内のあと2ヶ月で内容を増やせるだけ増やしたい。