集中講義週間2日目

川上さんの集中講義2日目。現実と対応づけるために有限サイズスケーリング。さすがに計算を追う訳ではなく、ある程度結果を認めた上での議論ではあった。ガウシアンCFTと対称性の回復を見てから、電子系のTLLで具体的にセントラルチャージと共形次元を考えた。実験についてスライドで一通り見て1次元系は終了。
局所的な電子相関として近藤効果の話へ。まずは歴史的な話を一通り。Anderson modelを導入し、まずはHF近似。高エネルギーでしか上手く行かないので、Slave bosonの平均場でリトライ。近藤エネルギーや近藤ピークは出てきたが、低エネルギーでしか上手くいかない。平均場なのに相関が入る理由を見るために自己エネルギーを1次まで展開。「肌で感じる量子力学,体で覚える統計力学
ティーブレイクの後、物性セミナ。最近の話題ということで、2次元のフラストレーションのある場合のHubbard modelにおいて有限温度でのMott転移が話題だった。Cluster DMFTで取り扱っているというのだけど、どれくらい良いのかがよくわからないのでちょっと飲み込みきれなかった。この手の計算を一度やった方が理解できるのだろうなぁ。
久々に数人で担々麺を食べに行った。平均的な研究室では年末はいつまで作業してるものなんだろう。曜日感覚が無い人はたくさんいるようだけど、年末ですらいつもと同様に過ごす人もいるのだろうか。実験系だったら冷媒の供給が止まったりするので流石に駄目だろうけど。