再加速の予感

夢から覚めたらまだ夢の中であったということに気づいたのは、二回目の覚醒の時だった。夢から覚めたと思って油断をしてしまった。
やっぱね、4月に大学2年生に対して「まだ場の古典論読んでないの?」というのは結構厳しいコメントだと思うのです。
研究室輪講。Dattaが余りに微妙なので…というよりは、読み方を間違えて少し萎えて来たので、気を取り直して「物性論のための場の量子論」を読むことになるかもしれない。
Hさんと色々とギロン。やけに次元の低い話であった。ちょっとだけ2次元の話もあったかな。今までやった計算結果を説明することで段々ともやもやが晴れてきた気がする。今なら一気に前進出来るような気もする。
Keldyshの原論文入手。「原論文当たってなんぼ」のようなことを割と自然に思えている気がするのだが、これは学部の熱力学の教官の物理に対する姿勢に影響されているところがあるのかもしれない。電子版では論文が手に入らなかったので図書室に行ったのだけど、ずらっと並んだ蔵書・論文集から目当ての論文が見つかると、大学院にいるということの有り難みが分かる気がする。
カレーについて話していたら「君はどこに向かうの?」「この人はサブメジャーがカレーですから」のように言われた。うーん。まぁ、ドイツ語のレポートでカレーについて書いたことくらいならありますが。
佐々さんの"日々の研究"にて「Zubarevとは何か...」を議論したとある。気になるけど、自分の知識と経験はまだそこまで達していないのかもしれない。いや、達しているいないの問題では無い気もするけど。Zubarevとかそれ以前に、いや以前とかいう問題じゃないけど「非平衡とは何か...」という問いを連想した。
非平衡とかナノとかメゾとか、言葉の使われ方が色々と有りすぎてちょっと混乱するような所がある。非平衡と銘打っている適当な本を開いてみれば、「不可逆過程」「拡散」「線形応答」「緩和過程」えとせとらえとせとら。こんな理由で、夏の学校のグループセミナの第一希望を「メゾスコピック・局在」にするか「非平衡」にするかで迷う。