DZ

DZ (角川文庫)

DZ (角川文庫)

人類の種の進化を描くヒューマン・ミステリ!横溝正史賞大賞受賞作!
だそうで。伏線の回収の仕方が良かった気がする。後半読むスピード加速。楽しかった。ヒューマン・ミステリと言っても、探偵が出て来てどうこうという訳では無く、不思議な伏線が絡み合って物語が走り出し、降り立つ時には伏線が回収されてるような一種の爽快感を楽しむものかな。あくまで感情の描写を楽しむような物ではない。感情移入がきちんと出来てしまうのなら逆にやばいとも思う。
医学系の専門用語が沢山出てくるけど、専門用語だとぱっと見すぐ分かるものばかりだし、大事な用語は何回も出てくるのでその用語を知らなくても大丈夫。日常用語に見えて実は専門用語っていうのが一番良く無いが、そういうのは無い。
こういうのは定番なんだろうか。同じ位に楽しい本があるのなら読みたい所だけれど。