ストーリーには期待しない

極端な言い方にはなるけれどRPGにおけるストーリーには期待するものでは無いと思う。堂々としたベタorひねりまくった変わりものorどちらつかずの駄作しかないように思えるから。とりあえず駄作でなければ良い。
物語である以上それ相応の盛り上げ方というのはあるし、おさえるべきところはある。しかしそれをおさえるというのは堂々としたベタになるということ。ベタなのが嫌な場合(これは主に『〜』と同じ展開じゃんというのが嫌だからか?)、奇抜なストーリー展開で観客(プレイヤー)の度肝を抜こうとする。これは成功する場合と失敗する場合があり、成功したとしてもそれは味が独特のものになりすぎてしまい好き嫌いがとても分かれる。*1
そもそも物語なんてものは昔から色んな媒体で描かれ続けてきたものだから、唖然とするような新鮮な感動というのは得られにくいもの。RPGはゲームなんだからゲームとしてまずやるべきことがある。
ゲームとしてまずやるべきことをきちんとしていないのならば、それはそれをゲームとして叩くのに良い口実になる。でも、プレイヤー側の楽しもうという姿勢がなっていないがためにベタな展開を楽しむことができず、それをして「ストーリー」がいまいちなんていう言い分はどうかと思う。
これを書いたのは、ローグギャラクシーの簡易レビューをしている記事が「ゲーム性は非常に良いけど、ストーリーに意外性が無い。残念」なんていう感じに書いていたから。褒めるなら素直に褒めろというのだ。「ゲームとして非常に良く作られていて楽しい。しかし、ストーリーは人を選ぶかもしれない(私は少し残念)」位ならまだ良いか。*2

*1:どのみち王道をいくようなベタなゲームというのは「メジャーなものが何故か嫌い」な人達には受け入れがたいものではあるから、ヒットするようなゲームに好き嫌いがかなり色濃く出るのは当然のことだとは思うけど。

*2:しかしどのみちストーリーは人を選ぶのだからその部分は意味が無い。