気がついたら二十頁経っている

十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨ててくださって宜しい。/遠藤周作

筆無精の人のための手紙の書き方についての本。結構な部分が恋文に関するものだった。
手紙を書き始めるに当たっては、いつでも手紙を書ける状況にしておくことが大事(切手や葉書を切らさないなど)だけど、これは多くのものに言えると思う。綺麗な絵はがきを常時携帯しておいて旅先から投函というのは良いと思うけど、携帯メールがここまで普及してしまうとそういうことをやる人はあまりいないんだろう。逆に物珍しいことによるプラスの効果もありそうだ。
手紙の内容に関しては、相手の気持ちになって書くのが肝要。そして、ありがちな紋切り型の言葉を使うのではなく、出来るだけ自分の言葉を使う事。等身大で良い。