一歩進んだけど、未だゴールは見えず

研究室セミナ。発表はTさん。大きなspinを持つ分子が電極で挟まれている場合に、電流揺らぎ及びspin揺らぎが大きくなるという話。しかし、どうしてもcurrentを見たくなってしまう。貯まっている"charge"を比較的軽視する傾向に自分があるというのはよろしくない。これは自分のキャパシタに対する理解が浅いからだろう。あと、絶対零度極限のshot noise regimeだと、凄く簡単な議論がしづらい。
学振の結果が見れるというので見たけれども、駄目でした。去年よりも覚悟は出来ていたけども、去年より残念…というか時間が経つにつれてじわじわとくるものがある。結果を見てからすぐにピラティスクラスがあったのは良かったかもしれない。体を動かすともやもやも多少晴れる。 一応、去年のDC1より点数も評価も上がっているのだけど、内訳が気になる。業績の所の空白は減ったけど、そもそもの評価基準がDC1とDC2とで違うだろうし。丁度、この二ヶ月ほど研究の方向で色々と悩んでいるので、向こう半年程度でじっくり考えて行こう。
まぁ、また来年頑張って書きましょ。当初の予定通り、来年の結果が出るまで、博士課程以降にどうするかは考えない。情報をunbiasedに集める努力は今まで通りに。
今週の金土は研究所の一般公開。理論部門の説明は今年も例年通りなのだろうけど、あれでいいのかなぁ。視覚的に分かりやすいプログラムのパラメタをいじって遊んだり、画像補修や巡回セールスマン問題で遊べたりするのは良いとは思うけど、なんだかお茶を濁している感じがいかんとも。でも、一般人に伝えるって凄く難しい。もっと良い展示があるのかと言われても難しい。理論だから、ものが目の前にあるわけじゃないし。