自主研究会初日
今日から自主研究会@河口湖。幹事をやらせていただいて
高速バスに初めて一人で乗った。目的地が終点ということもありじっくりと寝て体力を温存出来たのは良かった。
会場入りをして、飯を食いながらミーティング。昨日運び出した荷物が届いたので受け取ってから、ポスターボードを組み立てた。数人で作るのはちょっと大変。始まる前から疲れた。
開会式の後、すぐに招待講演。今日は細野先生の講演。ワクワクする材料物理。
- 鉄砒素のラッシュ初期において、あたかもarXivに乗ることがpublishされたかのような勘違いをするマスコミがいたようだ。
- 有機とか無機とかではなく、室温で動くことが重要。
- 半導体関連では企業が当然頑張るのだけど、そこでは絵や動画を出さないと一切信用されない。
- UVを当てると電気が流れる様になるセメント。カゴ状と聴くと、柔らかいかどうかが気になる。
- 次のブレイクスルーはなんだろう?
ポスターセッション初日。
- Igの酸化物でハニカム/ペロブスカイトを作ってスピン軌道相互作用とOncite Uがどれくらい効くかを調べる実験。どこかで見たような系である。次元性が効いていないように見えたけど、それを議論するためにはまだまだ問題点が多そうだ。
- 有機のディラックコーンにおいて相関がどれくらい効くかをNMRでチェックという実験の話。データの解析が難しいようだ。
晩飯後に酒の受け取り。無事に受け取れて一安心だが、飲み会までにビールがぬるくなってしまったようで、ビールが余ってしまった。
飲み会やその後のだべりで出た話。
- 複数のキャンパスや研究所を飛び回っている先生がいるけど、そういう人は学生と議論する時間はあるのだろうか。
- cuprateの高温超伝導のむつかしさ。「もう分かっている」という理論屋もいるようだけど、実験の人の話を聴くとやはりそうではない気がしてくる。
- 「実験の人でも分かるFeynman diagram」の必要性。計算はできなくてもいいから、近似の意味合いを知りたいという要望。