HDDレコーダーはお預け

ヨドバシカメラでHDDレコーダー及び地上デジタルについての説明を聴いてパンフレットを貰った。質問内容を考えてまとめてから質問したとはいえ、店員さんの受け答えの的確さに感心。凄いなぁ。一体今までに何人の客に説明してきたのだろう。しかし、値段と性能を改めて見て考えるに、買うとしても今すぐはやめておこう。東芝以外はブルーレイの方に重点を置いているようだけど、中期的な利益は最適化を諦めているってことなのかな。
電車での移動中に基礎固体物性を読んで、金属電子論に何が書いてあるのかを眺めた。基礎固体物性は「このような言い回しもあるのか」と、ためになる箇所*1が多々あったのだけど*2、不正確・間違っている箇所がちらほら。薄くてまとまってるのと、練習問題がたくさん付いているのは良い。現代物理学[基礎シリーズ]と銘打ってはいるが、東北大のシリーズだと明記した方が良いような気がする。リファレンスが偏っている。

基礎固体物性 (現代物理学 基礎シリーズ)

基礎固体物性 (現代物理学 基礎シリーズ)

家に帰ってのんびり。
晩飯をサイゼリヤで。ボゾン化の式変形は基本的にはCFTでやっていることと同じだろうと思って*3、山田の共形場理論を読み直し。そもそも昔ちょっと読んだだけなんだよな。
独立にTキチがやってきたので雑談。ドリンクバーを楽しみながら色々と長々と話した。以下、一部抜粋して自分が思ったことを追加。

  • 作品の理解があまりになっていないがために、わーわーと大きな声で激しく(トビのある形)で批判をするのは、一種の名誉毀損だと思う。
  • 良いリメイクをするためには、それなりのオリジナルを作れるくらいの能力が必要だ。リメイク自体は悪いことじゃない。それはオリジナルとは違う別の作品ではあるものの、オリジナルに慣れ親しんでいる人が評価するようなを評価する人が、良い評価をするくらいのリメイクをするのは良いこと。でも、リメイクして駄作を作って大規模に宣伝*4をするのはよろしくない*5
  • バランス、新しい何か、特化した何か。評価の基準は色々。バランスをとることと、何かに特化することは相補的なのだな(当然だとは思うが)。
  • 招待講演者選びで相談。大学/研究所で候補を探し、分野ごとに候補を探した。各領域ごとにどんな内容があったか思い出してみると、外部で超伝導ばりばりの人をあまり知らないことに気づく。そして恥ずかしながら、領域2と10が何の分野だか出てこなかった…。2がプラズマ関係で、10が誘電体, 格子欠陥・ナノ構造, X線・粒子線, フォノン物性など。誘電体と言えば、強誘電体トランジスタに新技術という記事があったな*6

*1:よいアナロジー

*2:たまに意味不明な比喩もあるけど。それはまぁしょうがないか。

*3:以前Lie環の話の最初の方を読んでいた時ならたとえばadjointと言われればすぐに分かることでも、それを忘れてしまうとはまってしまったりする。

*4:ハリウッドとかさ。

*5:リファレンスやオリジナルを明記しないよりはよっぽどましだが。

*6:http://wiredvision.jp/news/200904/2009042422.html