くりこみのイメージ

Goldenfeld seminar。担当はYさん。くりこみの一般論が一段落して、三角格子で具体的にrecursion relationを導いた。最初の方からあったもやもやが部分的に解消されているように思える。ここらで読み返しながら、分からない所を延々と考えるのが良さそうだ。
高校生にくりこみを話すことを考えてみたが、結構色んなものが使えないのが困った。少なくともGoldenfeldで出て来る例は使えない。分配関数なんて知っているわけがないだろう。大学1年の時に田崎さんの現代物理学を受けて、あれは例が分かりやすかったのだけど、あの程度の例であっても話す時間が厳しく制限されていると計算を全て追うのも難しい。自分で手を動かしてもらうことを期待するのは無茶なので、スケール変換とか粗視化のイメージを伝えるだけでも良いのかな。日常的に使われる言葉を上手く使ってイメージを表現できれば良い。
講義室でNegeleの予習。ゼミでこの本を最後まで読むかは知らないけど、最後まで読んでみたいと少し思えて来た。Landauのfree energyの話を見る度に熱力学の本をきちんと読み返したくなるが、そういう時に限って手元に熱力の本が無かったりする。
帰ってからたっぷりと食べて回復。腹減ると不機嫌になるし精神的にもよろしくないが、たっぷり食べると満足して多少のことなら楽観的に見ることが出来る気がする。