卒業式

スーツを着て大学へ。ネクタイが面倒だったのでシンプルなノットにしてしまった。
式の前に控え室に行ったら人がたくさん。皆でぞろぞろと安田講堂へ。早めに行ったのできちんと座れた。学位授与では我らが理学部代表に注目。総長の話は歴史的な話からはじまって、自立分散強調系の重要さを主張するような内容だった。グローバルとかローカルとか言われると局所場とかゲージとかがすぐに出てくるのはしょうがないと思いたい。多様性とか変化という言葉を生物からのアナロジーっぽく引っ張って来ていたが、それを非平衡まで引っ張って来て考えるとアナロジーが破綻するなぁなんて妄想しながら一応最後まで聴いた。
卒業証書授与式での学科長と外村さんの話が面白かった。学科長の話は「君たちは物理学科の学部4年生としては世界でトップと言っても過言ではない。しかし、大学院の生活を経た後はトップとは言えないのが現状だ。最初から分かるのは逆に良く無くて、疑問を持ち続けるからの強さというものがある」というような話。現時点でトップかどうかは知らんけど、素朴な疑問は持ち続けたいものである。外村さんの話は本人の体験談を中心とした話。式の後で一緒に写真に写ってもらった。学科の友人とも写真を撮ったけど、この写真が後々ネタになると良いなぁ。願わくば、自分たちが教授の学生時代の写真を見てネタにするような形で。
冬学期の試験後は顔を合わせていなかった面子とも会ったので久々に話した。「やぁ久しぶり」といった内容じゃなくて延々と物理トークなのは物理学科だからいいでしょう。数理科学の別冊から早川さんの非平衡統計力学が出たと聴いたのですぐに購入。
卒業式は一通り終わったのだけど、卒業の実感は無かった。qqqlxlが「中学から高校への卒業式のようだ」というたとえを出していたが同感。実感は無い一方で卒業式は間違い無く卒業式で、これまでと比べて会う機会が圧倒的に減ってしまう友人が沢山いるということは間違い無い。そのうち実感することになるのだろう*1
「卒業後は麻雀」という良く分からないが賛成できるstatementのもとで麻雀。また、DDR SuperNOVAが控え室に入荷されたのでそれも楽しんだ。
卒業式だからということで行った飲みが楽しめた。焼酎の飲み比べは面白かった。今度はロックでやりたい。話が盛り上がったのは楽しかったし、久々に飲める人が多い面子での飲みというのも嬉しかった。
控え室に戻ってのんびりと泊まりコース。

*1:一緒に飯を食べる習慣があった人が何かの理由(それは引越しかもしれないし死別かもしれない)で一緒に食べられなくなり、ご飯の準備を1食多く作ってしまった時に急に実感するような、他にも色んな例は挙げられるだろうけど、そういうレベルの突発的な出来事に付随して実感するのだろうと思う。