物理漬け日曜日

場の量子論のレポートをてきとーに書く。Peskinゼミの意味はきちんとあるようだけど、こういうレポートは何か好かない。
FermiのGolden ruleを確認しようと猪木川合を開く。Golden ruleについての理解は深まらなかったが、他の部分を読んでいたら存外に楽しめた。やはり調和振動子は偉いなぁとか、gauge trf. inv.について少しだけ何か分かったような気になったりとか。今度また時間をとってじっくりとでは無くてよいから眺めたい。
この前も思ったが、Lagrangianはやっぱ偉い。今「場の古典論」を読んだら前読んだ以上のものが得られると確信めいた感覚が得られた。読めるとしたら春かな。
多体系の量子論を読む。AGDやFetter/Walecka(以下FW)を触り始めてから読み直すと良い本に見えてくる。見通しというかまとまり方は良い感じ(その分だけ他の本を読みながら手を動かしたい所だが)。そういやAGDよりFWの方が早く出版されているのを知った。AGDで分からない所をFWでチェックするような使い方になるので逆かと思っていた。読み進めると当然のように松原Green関数が出てくるのだけれど、何でもかんでも松原振動数とか松原相互作用表示とか言うのはどうかと思う今日この頃。
AGDとFWは当然読むのだけど、Zimanと阿部を眺めたくなってきた。これだけ本を読めば「多体問題」の続きも読めそうだ。本によって見え方が違うのは楽しい。
COEシンポジウム(http://spin.phys.s.u-tokyo.ac.jp/conference/PNP2006/index.html )があるようだ。気になるのが数点。月曜は見に行きたい。水曜日の特別実験の途中で少し抜けて見に行きたい気分。
最近場にかまけてばかりで、統計力学だとか非平衡といった話題に最近あまり触れていない。統計力学の方は鈴木・宮下の師弟の本を読めば、ついでに数値解析の練習にもなって良さそう。非平衡の理論的な扱いとしては非平衡Green関数を使いたい所だろうけど、T=0のGreen関数よりも温度Green関数よりも段違いに難しそう。道はちょっと遠い。まぁそれ以前に読んでおきたい本は多いのだけど。上に挙げたCOE&佐々さんのセミナと、今月の下旬に非平衡の話に触れる機会が増えそうだからPrigogineとか北原とか読んでもよいと思うけど、あまりやりすぎると数学やりたい病が再発してもっと余裕がなくなるので磁性しないと(敢えて変換ミスを残す)。
気がついたら夜遅く。本当はCの勉強をしようと思っていたのだけど。