超伝導で浮き足立つ

1限固体物理学。pseudo potentialと半導体の話を少ししてから超伝導体のデモ実験。セラミック系で大きさはトップクラスの超伝導体を用いた磁気浮上実験が行われた。「理論屋でも出来る数少ない実験の一つ」という言い回しが笑えた。普通は磁石の上に超伝導体を浮かす所だけれど、超伝導体が吹っ飛んで壊れるのを嫌い、今日は超伝導体の上に磁石を浮かした。確かに浮く。磁石を力づくで思い切り近づけてピン止めをさせる。ピン止めのさせ方によって磁石の感じるポテンシャルが面白いことに。安定点が複数有るのは形状によるのか。磁石を回転させると磁束はどうなっているのか。講義後も遊んでいたら気分がそっちに飛んでしまって一般相対論をさぼって書籍部へ。金属絶縁体転移の本を買いたかったのだけど今回は見送り。ほとんど人のいない2食でKと飯を食べながら話した。
理論演習。σなモデルなのだけど、やってることはファインマン図とイプシロン展開に慣れましょうねという話だったと思う。計算は十分面倒くさいと思えたのだけど、量子効果を入れたらもっと大変なことになる。うーん。次回からDynamicsだ。
ラウンジでスピンについて勉強。朝永の「角運動量とスピン」は読みこなせば強い気がするがちょっと読みにくい。頭をスピンっぽくしながらのんびりとだべっていた。何か大事なことを忘れているような気がするのだけれどなんだろう。