経済物理と法則

先週のコロキウム(出なかったけど)について一般相対論の講義で少し言及があった。
「経済についての法則があれば株価などの時間変化を予測できるけど、その法則を皆が知ってしまったらその予測は無意味になり、その時点で法則が変わってしまう。」のようなコメントが有ったけど何か違うような。
経済についての法則があり、それと同じか別かは分からないけど経済を研究する人が法則だと思っているものがある。後者を用いれば株価の時間変動は予測できる。しかしその法則だと思っているものを知る人が多くなると、状態が変わってしまうので時間変動は当然予測していたものから変わる。時間変動は変わるけど経済についての法則は変わるわけでは無い。経済についての法則が、人々の経済についての知見の分布をもパラメータに取ればそれで良い。
…単に法則と言う言葉を適当に使うのが気に食わなかっただけです。予想された時間変化は一つの解にすぎず法則とは言えない気がしたので。