現代物理化学-1

来週は休み。それ以降は12/9まで毎週。年明けてから1/13.20の2回。オムニバス形式で計4名の教員によって現代物理化学のトピックを説明。評価方法はレポート*4。
最初の3回は濱口教員担当。
ハミルトニアンを並進・回転・振動・電子に分解し、それぞれに対応した分光技術を考えることができる。本講義では電子について。
光などによってHOMO*1の電子が励起される。基底状態からsinglet・triplet・カチオンラジカル・アニオンラジカルなどの状態に励起。励起状態から振動緩和・内部転換・項間交差などを経て、最終的に蛍光・燐光を発して基底状態に戻る。一連のプロセスの何処で励起されるかによって様々な化学反応。
光化学過程の例

  • 光異性化反応 photoisomerization
  • 光電子移動反応 phooinduced electron transfer
  • プロトン移動
  • 光水素引き抜き

*1:物理化学ではこんな言い方するんだよな。慣れない。