第2量子化

第2量子化は「第1量子化なるものがあって、そのあとにもう一回量子化をする…」のようなイメージを与えかねないので良い名称では無い。場の量子化≒第2量子化のように扱っている本では、一旦量子力学から古典力学に戻る。それから、物理的なイメージで物質の波動論の描像を考えてから、場にCCR(canonical commutation relations)かCAR(canonical anticommutation relations)を入れることで場を量子化する。でも、古典力学からCCRを入れて作った量子力学の状態空間を拡げることでフォック空間にうつり、そこでの演算子を考えた方がしっくりくる気がする。