量子情報関東Student Chapter第10回

量子情報関東Student Chapter第10回に行った。

  • NECの筑波研究所が会場だったのだけど、最寄り駅の研究学園駅からバスが無いという連絡が来てびっくり。メールには徒歩15分と書いてあったけど、研究所のホームページには25分と書いてある。こんなに暑いのに…歩くの…?目的地が同じ人を3人ほどつかまえられればタクシーもありかと思ったけど、無理だった。この前のRA研究会で知り合ったSさんと会ったので、2人でのんびり歩く事に。暑い上に目印が無くて不安な道のりだったけど、ほぼ一本道で良かった。
  • NECの研究所入り口でバッジを受け取って受付へ。受付担当に同定されていた。夏学効果か。プログラムは、講演会・実験室見学・ポスターセッション・秋葉原へ移動して飲み、という順番。講演会は量子サイバネティクスの人の挨拶、NECの研究所関係の宣伝、中村先生の講演という流れ。中村先生には存在(名前or所属)は見覚えが有る程度に認識されているはずだったので、挨拶・自己紹介をしにいった。
    • 研究所の宣伝のスライドが「いかにも企業っぽ」かった。なんでこんなに情報詰めまくるかなぁ。最近の研究成果のまとめの部分は面白かった。CNTのプリントとか、いいな。
    • 中村先生の講演はメゾスコピック系の話から超伝導量子ビットの話まで。断片的には知っている話が多かったけど、再確認できてよかった。
    • 研究室見学は超伝導量子ビットの測定の部屋と、カーボンナノホーンを作る部屋を見せてもらった。実際の基盤を光学顕微鏡で見たのが非常に印象的だった。
    • ポスターセッションでは何人かに説明した。「ミクロな理論が欲しい事*1」「オープンシステムの理論をどう考えるか*2」「マルコフとノンマルコフ*3」「非平衡輸送におけるフォノン*4」「電場や電圧のスケール*5」などをメモっておく。
    • 研究室見学とポスターセッションの時間がやけに押していて、慌てながらの撤収作業だったのだけど、そんな中「興味があるんですけど」と来てくれていた人がいた。今度学会で聴いてくれるっぽい。
  • 帰りも徒歩。今度はSさんとSgwさんと3人で。フィードバックが原因で、後続を引き離して歩く3人組。
  • 秋葉原までの移動はTXのほぼ全線を一気に移動する事に。この前、沖縄に行ってた人の話を聴いた。うらやましぃ。
  • 飲み会。飲み放題なのは嬉しいけど、食べ物が少なかったように思う。「各テーブルにとりあえずビール4本ずつ」という指示が最初飛んだのにはびっくりしたけど、普通になんとかなってた。

帰りの電車ではS木と話をした。光の偏光を少しだけ変える様な測定を繰り返すような話があるらしい。なんだかカルノーサイクルが連想された。
家まであともう少しだなぁと思っていたら別の所で飲んでいたYさんらから電話。カラオケに行く事になった。大事な雑談をしながら、朝まで歌った。飲んだからか高音の方の限界が1音くらい低くて困った。

*1:超伝導のクーパーペアって凄い

*2:ランダウアー形式と久保公式の関係とか見ておくといいかも

*3:記憶がどういう場合に出てくるか。何か分かりやすい定理があると嬉しい

*4:フォノン非平衡分布が本質的に効くとやっかいね

*5:適当に何ボルトと言っただけでは応答が線形かどうかは決まらない