院試勉強強制一段落

院試の過去問を毎週一年分解き続け、1992年度からはじめて2000年度の分まで解き終えた。
2000年度の院試過去問。1番量子、不確定性関係についてのお話。2番統計、場合の数を頑張って数える。3番電磁気、電磁波の計算は合成微分を忘れずに。6番半導体、ホール係数を知らなかったらこの問題死にそう。9番核スピン、問題文は大変そうに思えるが解いてみると意外と楽?
思えばすでに9年目である。
復習も少し始めているけれどでもまだ目標点をコンスタントに取れる所まではほど遠い。今日は結構手が動いて嬉しかったけれど、でも完成度低いし点をばしばし引きたくなるような答案である。「こいつ本当に分かってるんかな。」などと言われてもおかしくない。
ちなみに物理の問題のみで数学はほとんど触っていない。
実験パートの問題がtight bindingのような問題なら嬉しいのだけど、半導体のキャリア密度とかオルトパラの水素について出題された時にすらすらと解けるようにもなりたい。今日は何とかなったけど、知らなかったらアウトだし。まだまだ知識が足りない。解くのは速いけど、その分余る時間を有効活用できるだけの知識と思考力と計算力が無ければ意味が無い。
知識が十分だったとして、4時間分の集中力が持つかどうかは別の話。
去年は簡単だったようだけど、それでも9割取れば学科内でベストテンに入るとか入らないとか。ベストテンってどれくらいだ…。優秀な人は多いからなぁと思うけど、優秀な人でも実験系に進む人はあまり点を取りに来ないから…?
実験系で9割越えを狙ってくる人とかいるのかね。
物性若手夏の学校の間は院試勉強から遠ざかることになる。昨日TOEについて少し読み、やっぱり物理は良いなと思ったのだけど、そういう良い物理な5日間だと嬉しい。院試を第一に見るなら5日間は少し大きな時間であるわけだけど、それ以上に得るものがあると期待。