湯川朝永展・ゲームと月と夜桜

学科のメンバーで上野の国立科学博物館へ。お目当ては湯川朝永展。大義名分は五月祭のネタ集めのようなものなのだが意外と多く集まった。入館料は学生パートナーシップとかいう制度のおかげで無料というのが大きいのかもしれない。公園に全体的に人がたくさんいると思ったら日曜日だった。科学博物館のチケット売り場の近くも例外では無く、「そんなに皆湯川朝永に興味が有るのかしら」と思ったら多くの人はナスカ展を見に来たようであった。ちょっと残念であるが、人が沢山居たら居たで邪魔だと思うのだろう。
総勢10人以上の物理学科生でぞろぞろと湯川朝永展を見て回った。「湯川も朝永も字が汚い」「湯川って婿入りしてたのか」「この記念品の意味が分からん」「偏光板を説明を見ずに遊ぶのは物理学科生だけだろう」「宇宙線のチェンバーを見ている一般人は自分が今まさに宇宙線に貫かれている事など思いもしないのでは」「朝永はこの式が好きみたいだが色紙としては寂しい」などと雑談しながら見て回る一行。変な集団なんだろうな。普通の人は自筆のノートの内容を解読にかかったりはしないだろうし。これが学部生では無くて院生の集団だったり、教授助手の集団だったりするとまた違うのだろう。
Goo2とNと一緒に一行から離脱し、うどんで飯を済ませた。上野公園で花見客狙いの店にてたこ焼きを買い、洗練されたホテルの形状について雑談をしながら控え室へと。たこ焼きはたこがとても大きくて嬉しかった。だべったりゲームしたりルービックキューブにはまったりしていたらいつの間にか20時になってしまったので帰宅。
最寄り駅からのバスがしばらくなかったので歩いて帰宅。三日月ライクな月が絶妙の位置で出ていて綺麗だった。花見も良いけど月見も良いと思いつつ歩いていたら、薄靄がかかった夜桜が街灯の光でぱあっと見えるのがこれまた綺麗であった。
気分良く歩いたら汗をかいてしまったが、着ていたシャツに正方格子状に汗が染みていてびっくりした。思わず背中を見てみたくなったが、シャツを良く見るとシャツの方に汗を良く吸うようなスポットが正方格子状に配置されているだけのことだった。
ほとんど休みのようには思えない春休みだったけど、今日は珍しく春休みのように感じられた。