姑獲鳥の夏

割と狭い映画館だったからかもしれないが、ほぼ満員で入っていた。
原作を読んでいるので、ストーリーや謎を楽しむのではなく演出を楽しむような感じ。ただ、映画をあまり見ないのでどのような演出を良い演出と呼ぶのかは知らないが。監督…実相寺監督だっけか(名前を失念)、その監督がどのような作品をいままでに監督していたのかは知らないが、でも割と楽しめる演出で良かった。
役者とか俳優とか知らないので、キャスティングに対する先入観は無いつもり。そうだからかどうかは知らないが、全体的に、原作を読んだ時にもっていった人物のイメージとは大きくかけ離れたイメージを持つことは無かった。中禅寺敦子の目と喋り方と、京極堂の黒衣の色に少々違和感があった程度。もっと黒ずくめのイメージを持っていたかな。